全国のみなさんのご支援が再起の原動力になりました

もとやスーパーは、2024年9月21日の豪雨災害で、車9台、レジ、金庫、通帳すべてが流されました。

すべてが流されてしまった時には、さすがに心が折れました。

それでも、豪雨から70日後の2024年11月30日、もとやスーパーは復活オープンをすることができました。

2ヶ月で2000人の方が日本全国から来てくださって復活に向けて協力してくれたからです。

たとえば、大手の建設会社の方々は、野ざらしの状態から仮店舗を建て直す作業を無償で引き受けてくれました。全国から大工さんが来て、それぞれの方が「ここを作る」「ここに扉をつける」というように作業をしてくれたんです。こうして2ヶ月でできた奇跡のような店舗です。

みなさんが力を貸してくださる状況を2ヶ月間毎日見ていて、こういう気持ちを持って行動できる人がこんなにもたくさんいることが、この国の可能性だと思いました。気持ちは目には見えませんが、心が正しければ共鳴するということを私は感じました。

私自身がみなさんの力を借りながら営業再開に向けてこうしてもがいているうちに、全国の方々がメッセージや横断幕を届けてくれたのです。この心強い応援が再起動の原動力になりました。

また立ち上がろう。そしてみなさんに恩返しをしたい。こんなふうに思ったところから、MOTOYA Baseに関するアイデアが湧いてきました。最初は、全国から届いた横断幕を展示するスペースをスーパーの中につくりたいというものでした。それが少しずつ形を変えながら、全国的にも新しい形のスーパーマーケットや、奥能登の復興拠点としての宿泊施設というように構想が広がっていきました。

本谷一知(もとやスーパー三代目)